中津川プロジェクト

中津川プロジェクト

中津川プロジェクトとは

 「中津川プロジェクト」は、夏休みに名古屋大学の「中津川研修センター」を利用して、2泊3日の短期集中型で行われています。

企画の狙いは「既存の学問領域や、高校の教科の枠組みにとらわれることなく、名古屋大学での教育・研究につながり、広い意味でその基盤になるものを実施し、名古屋大学教育学部附属高校生の視野を広げて学習意欲を高め、名古屋大学の求める学生像と教育内容への理解を深めること」です。

<2017年度 中津川プロジェクト> ※ 終了しました

☆学習テーマ 「よむ かく みる ふれる ときはなつ」

・目的     教科を超えて学問に触れる 社会や大学の学問と連携する

・日時     平成29年8月8日(火)~ 8月10日(木) 2泊3日

・場所     東海地区国立大学共同 「中津川研修センター」 岐阜県中津川市苗木字岩須639-20  

・企画内容     

  1.    <ドクターGと一緒にチーム医療を体験しよう>・医学系研究科・
  2.  総合診療医ドクターGをご存知ですか?ドクターGと一緒に、ゲームやクイズをしながら、患者の症状から病気を解き明かしましょう。グループ対抗でチーム医療に関するクイズやゲームを行い、医学の世界に誘います。医療を支える様々な職種があることと、その役割を、楽しみながら学びます。また、グループワークをする過程で、チーム医療に必要な、それぞれの職種の役割を理解し、責任分担、協働する大切さを学びます。
  3. 2 <細胞の昨日を支える膜輸送タンパク質分子>・農学部・生命科学研究科・
  4.   動植物の細胞は、細胞と外環境を区分けする細胞膜をはじめとして、核・小胞体・ゴルジ体・リソゾーム・ミトコンドリア・液胞などのオルガネラの膜の機能によって支えられている。それぞれの膜には、無機イオンや有機化合物を選択的に輸送するタンパク質、情報を受容するタンパク質などが局在している。そのタンパク質の種類が、細胞やオルガネラの働きを特徴付けています。膜輸送分子に焦点を当て、輸送する物質の選択、輸送の速度、輸送の機構について、タンパク質の構造も含め紹介します。例えば、アクアポリン(水)、プロトンポンプ(水素イオン)、薬剤排出ポンプの話題です。同時に、輸送されるイオンや水の個数と濃度についても一緒に考えます。
  5. 3  <実社会のデータを呼んで相関を見つけ、相関がなぜ生じているのかを考える>・経済学研究科・
  6.  データの相関は数学Ⅰの「データの分析」でも取り上げられている内容ですが、ここでは特に実社会のデータ(47都道府県の経済社会指標や国民生活基礎調査など)を使い、自分たちでEXCELを使って、散布図を描き、相関係数を計算し、様々なデータ間の相関を発見します。さらに見つけた相関について、それが生じる理由について考察することを通じ、相関の背後にある他の変数への影響や、相関と因果の違いなどについて理解を深めます。
  7. 4  <水晶さがしをして、選んだ小水晶をマイクロマウント標本にしてみよう>・中津川鉱物博物館・
  8. 5  <真夏の朝の頭の体操-フィボナッチとダビンチ->・工学研究科・
  9.   石鹸やシャンプーは水やお湯の中で、構成分子が自ずと油を取り囲む性質であるため、我々の皮膚や髪の毛をきれいにしてくれます。このミセルと呼ばれる集合体はナノメートル程度の大きさを持ち、分子は驚くほどきれいに並んでいます。ブロック共重合体という複合分子は、これと似た種々の幾何学的な面白い形を自発的に生み出します。そしてそれらの形には、古代ギリシャの数学者アルキメデスの業績など、従来の数学(幾何学)を使って説明できるものや、近代の数学・物理学では説明できないものも含まれています。この講座では、中世イタリアの数学者フィボナッチの個性豊かな業績とそれを芸術等に活用したレオナルド・ダビンチが遺したものに触れ、数を身近なものに感じます。