第2回公開講演会「高大を接続する-高校と大学の教師の役割」を開催しました

 2018年2月3日13時から名古屋大学東山キャンパス・ESホールにて、第2回公開講演会「高大を接続する-高校と大学の教師の役割-」を開催しました

 開会の辞の後、教育発達科学研究科教授・当センター長の大谷 尚が「高校と大学とが対話的・協調的に実施する北米の大学入学者選抜-アドミッションオフィサーとカレッジカウンセラーの職務の調査を通じて-」と題し、2016年度に行った北米4大学のアドミッション部門への聴き取り調査と、2017年度に行った米国のアドミッションオフィサー協会のNACACの全米会議の調査を基に、米国大学の入学者選抜制度の詳細や日本の入学者選抜にとっての課題などについて講じました。

 次に、「大学との連携で行う名古屋大学教育学部附属中・高等学校の高大接続型学力形成」と題し、、前名古屋大学教育学部附属中・高等学校副校長で、現在は名古屋大学非常勤講師の山田 孝先生に「総合的な学習の時間」の先行事例として全国的に注目を集めた独自教科「総合人間科」の立ち上げについて、また附属学校の高大接続型学力形成についてお話しいただきました。

 最後に、愛知東邦大学教授・同教育学部長、名古屋大学名誉教授の今津 孝次郎先生に「教師教育にとって『大学』と『学校現場』の関係を問い直す』と題して、教師教育の動向、教職課程縮小化局面の大学の役割などについてお話しいただきました。

 この公開講演会には全国の高校・大学の教職員、教育産業関係者、附属学校保護者など100名近い参加がありました。

 なお、この講演は当センターのWEBページで後日配信する予定です。